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よくある質問

なぜ銅板屋根がおすすめなんですか?

歴史が物語る通り、日本の建築と銅板屋根は切っても切り離せないものです。
そして銅板屋根の耐久性は歴史が証明済み。その上、ただ耐久性が強いだけではなく積み重ねた歴史とともに風合い・美しさは増し、日本人の根底に根付いた美的感覚、日本特有の風土に見事にはまった屋根なのです。

銅像や文化財に酸性雨による被害があると聞きますが、銅板屋根に対する被害の実例はありますか?

銅で作られた像や美術品などはその形の複雑さや特殊合金や特殊表面処理を行って着色をしているため雨の流れが均一にならず、ある一点に留まることが多く、そうした場合に強い変色などが起こります。
しかし銅板屋根には純銅が使われ、さらにその形状も単純であるため雨の流れが一定で銅が変色などの反応を起こすことはありません。
銅板屋根で作られた重要文化財建築物を対象に行われた調査でも問題があったものは瓦との併用で作られた銅板屋根と雨どいでその構造自体が問題となったものばかりでした。

酸性雨の話を聞きますが日本ではどうでしょうか?

空気が綺麗な地域に振る雨は大気中の二酸化炭素が溶けだし酸性度はおおよそpH5.5くらいと言われていて国際的にはこれより低い数値の示す雨を酸性雨と呼んでいます。
環境庁による日本国内の調査によると昭和58年~平成4年でpH4.4~pH5.8とほぼ同じ結果でした。

酸性雨に対する銅板屋根の耐久性はどうでしょうか?

日本の酸性雨はpH4.4~5.8くらいで銅板屋根の耐久性には影響を及ぼすほどではありません。
世界48ヶ所で行われた調査によると東京よりもpH値の高いヨーロッパの地域でさえ銅に対する酸性雨の影響はほぼ見受けられませんでした。
日本での使用ならば通常、銅板屋根が酸性雨の影響を受けることはありません。
東京の3倍~14倍の濃度の酸性雨の降る地域で銅板屋根が受ける消耗量は年0.0033mmほど。
厚さ0.35mm以上の銅板であれば、銅の耐用年数は100年以上になります。

塩害によって銅が傷むと聞いたことがありますが‥?

大気中に塩分が多い海岸近くではその塩分が屋根に付着しますが通常ならば雨水で流されるため銅に対する影響は特に問題はありません。
しかし軒天などの雨水で塩分が流されにくい場所では塩分が蓄積しやすいので銅の酸化が著しく進行することがあります。
ですがこうした現象は銅に限った事ではなく、ほかの金属でも同じ現象が起こります。
軒天などの雨水があたりにくい場所などでは散水することでその進行を抑えることも効果的な方法です。

銅板屋根に緑青をできるだけ早く生成する方法はありませんか?

美しい緑青が銅板屋根全体に生成されるのは20年以上かかります。
しかし昨今では、建築意匠的な観点から施工した時点で綺麗な緑青を生成させたいという要望も多くなってきたため、人工的に緑青を生成させる方法も取り入れられてきています。
銅板の表面に塩基性炭酸銅を主体とした水溶液を塗布または人工発酵させ、人工緑青板を作ります。緑青成分を混ぜ込んだ塗料を塗布した人工緑青銅板も作られています。

銅板屋根を葺いた当初の美しさをいつまでも保つ方法はありませんか?

その美しさを保つために銅板の表面に透明な保護被膜を作ることは可能です。
ですがその効果もあくまで一時的なものです。これはその保護被膜自体がわずか数ミクロンという極めて薄い被膜なため、大気に汚染され徐々に剥がれていき次第に斑模様になっていきます。
インクララックという銅の保護被膜に適したクリアラッカーがありますが高温多湿に加え、酸性雨が降る現代では強力な被膜で保護しても施工直後の美しいままの美観をその先何十年と保つことはできません。

銅板屋根は台風などの強風にどの程度耐えられますか?

銅板屋根の耐風性についてはその構造によって多少は異なりますが特に問題視するほどではありません。
現に台風が発生しやすく、その影響を受けやすい沖縄でも最大風速で45mほどの風が吹くことがありますが銅板屋根が飛んでしまったという事象はありません。
風が強い地域の方やどうしても台風時の心配がある方は設計段階でご相談いただければと思います。

銅板屋根は雨が降ると雨音がうるさいことはありませんか?

銅板屋根は一般的な屋根材で葺いた屋根に比べたら多少は音が大きいようです。
しかし銅板は他の金属に比べて柔らかいため夜眠れないほどの音ではありません。
それでも雨音が気になるという方には施工の際にご相談いただければ防音効果のある下地材を使用し防音対策を図ります。

銅は電気をよく通すので銅板屋根の建物は雷が落ちやすくなりませんか?

雷は上空に発生した高圧電流が地上の電位の低いところへ落ちる現象です。木に雷が落ちやすいのは木が電位が低く、空に向かって針状に伸びているため木自体がアースのようになっているためです。一般建築物に設置してある避雷針もアースを針状にしてあるのはこれと同じ原理です。
周囲に建物が何もない一軒家、周辺の建造物の中で一番高い建物などには「銅板屋根だから」というわけではなく避雷針の設置は必要になりますが通常は心配する必要はありません。

銅板は不燃材料ですか?

国土交通省認定 不燃番号 NM-8588号で不燃材認定は日本伸銅協会が受けています。

銅板屋根の施工費用(材料費・工事費)はどの位かかりますか?

施工費用に関しましてはその工法によって異なりますが、平面部 銅板厚さ0.35mm一文字葺で18,000円~が目安となり、そこに樋や軒廻りの役ものなどはさらに別途費用がかかります。
一般屋根材に比べて多少高いと思われるかもしれませんが高耐久性に加え、メンテナンスいらずでさらにランニングコストもかかりませんのでトータルでみるとお得な素材となっています。

緑青の毒性について

銅のサビの一種である「緑青」。結論から言いますと「緑青」は毒性の物質ではありません。
しかし以前から一般的に有毒な物質であると信じられてきました。なぜそうなったかははっきりはしないものの、昭和のころの小学校の理科の教科書や百貨辞典などにも「緑青には毒性がある」という掲載されていたことにより、広く知れ渡り認知されてきたようです。
ですが日本銅センターの依頼により東京大学医学部が6年間にわたる実験を行い、緑青は無害同様の物質だということが確認されました。
さらにその結果を受け、厚生労働省(当時厚生省)も緑青に関する研究を国として進め、3年に及ぶ研究の末、「緑青は無害に等しい」という認定が出されました。
この研究結果はNHKや各新聞にも報じられ全国に発信されましたが、すでに根付いてしまった緑青が有毒であるというイメージはその発表から20年以上が経った今現在でも払拭しきれていません。
銅や緑青に対する正しい知識を広めることも銅に携わる我々の使命とも考えています。

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